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“非接触”での応対業務を実現「遠隔応対ソリューション」

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目次

感染症拡大リスクの抑制や、人員の効率化を図ることができ、スタッフとお客様が非接触で対話を行うソリューションをご紹介致します。

1. 遠隔応対ソリューションとは

 遠隔応対ソリューションとは、スマートフォンやタブレットなどを使用して、スタッフとお客様が非接触で対話を行うソリューションです。お客様との接触回数を減らし、感染症拡大リスクの抑制を図ることができます。また、お客様への応対を遠隔で行うことにより、常にその場にいる必要がありませんので、人員の効率化を図ることができます。

2. 特徴

1)導入も利用も簡単

 PBXなどの設備は不要。ネットワーク環境さえあれば、タブレットなどの端末とサービスのご契約のみで、手軽に導入いただけます。また、極めてシンプルなユーザーインターフェースで、お子様からご高齢の方までどなたでも簡単にご利用いただけます。

2)設定により利用シーンごと柔軟な対応が可能

 例えば、ご高齢者が多い施設や感染症病床では、利用される方がタブレットなどの端末を触らなくてもいいよう、自動で通話を始める「自動応答機能」をONにしたり、宿泊施設ではお客様のプライバシーに配慮し、音声のみの通話にしたりすることができます。また、複数の施設にいるそれぞれのスタッフが、お客様からの着信を同時に受けることも可能です。

3)利用機器の情報管理や設定が遠隔で可能

 シャープのEMMソリューション「LINC Biz emm」と組み合わせることにより、接続する全機器の情報を遠隔で管理できますので、見知らぬ機器からの接続リスクを低減できます。また、アプリの設定についても一括かつ遠隔で実施することができます。

3. 国立大学法人 東京医科歯科大学での実証実験

 国立大学法人 東京医科歯科大学(所在地:東京都文京区、学長:田中 雄二郎)と連携し、当社の「遠隔応対ソリューション」を活用した入院患者と家族、医療従事者間のコミュニケーション改善効果を検証する実証実験を行いました。

 昨今、病院では感染症対策の一環で入院患者との面会が制限されており、家族とのコミュニケーション機会が減少、双方の心理的な負担が増しています。また、医療従事者と家族の面談時に患者自身の同席が困難なことから、説明に必要な応対時間が長びく傾向にあり、医療従事者の負荷も増大しています。

 「遠隔応対ソリューション」は、スマートフォンやタブレットにより、病室とナースステーションなどのスタッフルームをつなぎ、“非接触”でのコミュニケーションを支援するソリューションとして、医療機関や福祉施設向けに、2020年7月に発売しました。今回の実証実験は、本ソリューションを活用し、東京医科歯科大学医学部附属病院において、集中治療室(ICU)に入院する5名の患者の家族の協力を得て実施しています。病室および患者の家族の自宅にタブレットを設置し、ビデオ通話機能による患者と家族の“面会”に加え、医療従事者と家族とのコミュニケーションの向上を図ります。実証実験は約6週間行い、期間中および終了後に家族の満足度や医療従事者の負担軽減の度合いをアンケート調査するほか、医療従事者の応対時間や回数などを確認、本ソリューション導入によるコミュニケーションの改善効果に加え、コミュニケーション深化への効果も検証しました。

 当社は、実証実験で得られた知見を活かし、新たな非接触ソリューションの開発や用途拡大に取り組み、社会課題の解決に貢献してまいります。

4. 導入事例(ご参考)

1) 公益社団法人地域医療振興協会日光市民病院 様

~導入の背景~

「感染予防及び業務効率化の観点から、感染症病床への回診の回数を減らす必要がありました」

日光市民病院は、感染症指定医療機関として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者を受け入れております。感染症病床は隔離病室となっておりますが、医療従事者が病室に入る際には、感染予防着の着用が必要となります。当病院ではスタッフは他の業務を兼ねており、回診の度に感染予防着の着脱が必要であり、その着脱に時間がかかる状況でした。また、医療従事者の感染予防のためにも、回診回数は極力減らす必要があり、この課題を解決するソリューションを探しておりました。

~選ばれた理由~

「音声・映像の性能と操作の簡単さで選びました」

ナースコールシステムは音声のみですが、より状況を詳細に把握するために映像も必要と考えました。基本性能として、音声・映像の性能は非常に重要ですので、いくつかのソリューションを比較しましたが、今回導入のソリューションが最も遅延が少なく、安定していると感じました。また、入院患者様はご高齢者も多く、難しい操作はできません。「遠隔応対」は、患者様が操作をしなくても接続できる自動着信に対応しており、操作が簡単で良いと感じました。専用機ではなく、既存のスマートフォンやタブレットが利用できることも、採用の決め手となりました。

~導入後の感想~

「感染症病室への回診回数が約50%に」

医師・看護師共に、感染症病室への回診回数が約50%に減り、それに伴う感染予防着の着脱時間が削減されました。また、医療従事者の感染リスク軽減にも貢献できたと考えております。今後は、感染症病棟以外での活用及び、病院・クリニックのみならず連携する介護施設、感染症患者対応のホテルなどでの活用も検討していきたいと考えております。

2) 医療法人パテラ会月夜野病院 様

~導入の背景~

「医療従事者間で患者様の容体を共有しながら、往診の効率化を図りたいと考えました」

月夜野病院では、感染症指定医療機関として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者を受け入れております。感染症入院患者への接触は、感染予防着を着衣しているとはいえ、院内感染のリスクは拭えません。医療従事者の心理的負担も考え、このリスクを軽減したいと考えました。また、当院では、時間によって医師や看護師が交代して往診を行いますので、医療従事者間での情報共有も必要でした。

~選ばれた理由~

「導入済み電子カルテソリューションとの連携ができたのがポイントです」

当院では、株式会社レゾナが提供するパソコン用電子カルテI-MEDIC Plusを導入しており、電子カルテのToDoリストに夜間の往診結果を記載し、翌朝担当の医師・看護師に引き継いでおりました。Android OS版に対応された電子カルテと、遠隔応対ソリューションをAndroidタブレットで使用することで、電子カルテで往診結果を確認の上、対面往診が必要でないと判断される容体の場合には、遠隔応対ソリューションで非接触対応を行う、ということが可能になりました。

~導入後の感想~

「使用場所を限定しない往診が可能に」

当院では、医師・患者用にタブレット1台、感染症病床用にタブレット4台を導入致しました。本格的な導入はこれからとなりますが、遠隔応対ソリューションの性能については評価しております。また、電子カルテと遠隔応対ソリューションが1つのタブレットに入ることで、使用場所を限定せずに往診が可能となりますので、移動時間など大幅に効率が上がることを期待しています。

記事提供者
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シャープ株式会社

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