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仮想ハイブリットの Care Hotel Modelによる外科患者の満足度について (【連載】北米イノベーション最前線 ヘルスケアニュース from Silicon Valley ㉜)

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【私たちが想像するヘルスケアの未来は、少しずつ現実となっている。そんな北米の最新ヘルスケアイノベーション情報を定期的にお届け致します。】

2022年2月末、AHA(米国病院協会)が、米国の病院及び医療システムがロシアのハッカーから標的にされている可能性があるとの勧告を出しており、マルウェア(悪質なプログラム)やランサムウェア(身代金要求マルウェア)の感染予防を呼び掛けています。日本でも近年、医療機関を標的としたサイバー攻撃が大きな問題となっており、医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.1版において、医療機関等がサイバー攻撃を受けた(疑い含む)場合等の際には、厚生労働省等の所管省庁への連絡等、必要な対応を行うほか、そのための体制を整備する必要があることが示されています。医療機関のIT・デジタル化を進める際には、今まで以上にセキュリティ面での対策を整備していく必要があるかと考えられます。

★Pick Up News

医療IT:ロシアのウクライナ侵攻後、サイバー攻撃に警戒を強める米国の病院や医療機関

サイバーセキュリティの専門家によると、ロシアによるウクライナ侵攻の後、米国の病院や医療機関は、ロシアが支援するハッカーからの医療インフラに対するサイバー攻撃に警戒を強めているとのこと。その背景に、2月23日にAHA(米国病院協会)は、米国の病院及び医療システムが、ロシアのハッカーから標的にされている可能性があるとの勧告を出しており、マルウェア(悪質なプログラム)やランサムウェア(身代金要求マルウェア)の感染予防を呼び掛けている。米国では現在、病院のネットワークに接続されて使用される医療機器の数が急速に増加している一方、サイバー攻撃対策が十分に追いついていない状況。医療機器メーカーは、デバイスに関連するサイバーセキュリティの脆弱性とリスクを特定し、医療提供者側は、ネットワークセキュリティを評価し、病院システムを保護する必要がある。

サイバーセキュリティに関する日本のサービス

● オンライン診療サービス:MEDIGATE

医療機器に特化したサイバーセキュリティソリューション。病院外からの攻撃や不正アクセス等のサイバー攻撃や病院内の正常でない通信(内部不正やウィルス拡散等)の検知とあわせて、院内ネットワーク下にある機器管理を効率化。


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● 標的型攻撃メール訓練:標的型攻撃メール訓練

メールによるサイバー攻撃を模した訓練用メールを従業者に送信し、開封時の注意や正しい初動対応を学ぶ教育サービス。訓練メールの送信、集計・分析、教育やアンケートまでトータルにサポートしています。


標的型攻撃メール訓練

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1.デジタルヘルス

1)OmadaHealth社がフィデリティ社主導のシリーズEで$192M(約226億円)を調達し、ユニコーンの地位を獲得

慢性疾患患者向けのデジタルヘルス・ソリューションを展開するOmada Healthが、$192Mの資金調達(Series E)を実施し、ユニコーン(企業価値$1B以上)の仲間入りを果たした。同社は、2011年に創業以降、徐々に対象疾患を拡大し、現在は、糖尿病、高血圧症、整形リハビリ、メンタルヘルス領域等でサービス提供している。利用者は、雇用主或いは医療保険会社経由で同社アプリを登録し、月額利用料を支払う。その後、モニタリング用のデバイスセットを受け取り、オンライン診療・コーチングを通じて、治療サービスを受ける。現在、1,700社が同社と契約しており、55万人のユーザーが利用している。

2)Teladoc社が2021年の収益について$2B(約2,356億円)を超える力強い見通しを発表

オンライン診療最大手のTeladocが、2021年度実績を公表した。COVID-19の反動が心配された中、メンタルヘルス領域等で業績を大幅に伸ばし、売上高は投資家の予想を上回る$2Bで着地。対前年比+86%と2020年度に引き続き高い成長率を示した。また、オンライン診療件数は、1540万件(対前年比+38%)で、メンバー数は5,360万人に上った。当期利益は、第4Qで$▲11M(前年同期比$+383M)と赤字幅を大きく縮減しており、黒字化が視野に入ってきている状況。2022年度は勢いが鈍化するものの、売上高:$2.55-2.65B、オンライン診療件数:1,850-2,000万件、メンバー数5,400-5,600万人と引き続き成長を見込む。

2.メディカルデバイス

1)FDAがViz.ai社の脳動脈瘤AI診断アルゴリズムを承認 

脳疾患向けのAI診断プラットフォームを開発するViz.aiは、脳動脈瘤AI診断アルゴリズムがFDAの承認を取得したと発表した。同アルゴリズムは「Viz Aneurysm」と呼ばれ、動脈瘤が検出された患者に対し、適切なフォローアップが行われるよう、医療機関や保険者に対する標準化されたワークフロー提案・フォローアップを行うとのこと。同社は2016年創業ながら、2018年2月にディープラーニング技術を活用した、CT等による脳画像解析による脳卒中の診断ソフトウェアのFDA承認に成功しており、2021年3月には$71Mの資金調達(Series C)を実施し、大きな注目を集めている。

2)メドトロニック社が、膀胱と排便を制御するためのシステムであるInterStim XについてFDA承認を取得

Medtronicは、同社が開発する仙骨神経刺激療法(SNM)デバイスであるInterStim Xが、FDAの承認を取得したことを発表した。同デバイスは仙骨神経近辺に留置するリードと、小型の植込み型神経刺激装置で構成され、継続的に神経刺激を行うことで、過活動膀胱(OAB)、慢性便失禁(FI)、および非閉塞性尿閉の治療を行う。更に、同デバイスのバッテリーは10年から15年使用可能であり、充電不要。患者及び医療従事者は、スマホを通じてデバイスにアクセスすることができ、治療法を選択・調整することが可能となっている。

3.ヘルスケア

1)米司法省がユナイテッドヘルスグループによる$13B(約1兆5,317億円)の取引を阻止するよう提訴‐ニューヨークタイムズ

米司法省は、医療保険最大手・United Health Group(UHG)傘下のOptum(PBM大手)によるChange Healthcare(医療費請求支払管理・医療情報連携ソリューション等)の買収を阻止するよう裁判所に提訴した。同M&Aは昨年1月に発表されたもので、買収額は$13Bに上ると見られていた。Optumは、本買収を通じて、医療事務、請求支払業務の効率化を更に推進することを狙っていたが、米司法省は、買収が成立すれば、UHGが、競合の医療保険会社の競争上重要な情報を大量に入手することになると主張している。また、保険請求処理や医療費削減を目的に医療保険会社が使用するソフトウェア技術の市場において、競争を阻害するとしている。


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エム・シー・ヘルスケア株式会社

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