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(【連載】北米イノベーション最前線 ヘルスケアニュース from Silicon Valley ㉞)

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【私たちが想像するヘルスケアの未来は、少しずつ現実となっている。そんな北米の最新ヘルスケアイノベーション情報を定期的にお届け致します。】

先日、カリフォルニアにて、大型Medtechカンファレンス「LSI Emerging Medtech Summit USA ‘22」が開催されりました。同カンファレンスには世界中からスタートアップ、投資家、インキュベーター/アクセラレーター、コンサルタント等が出席し、昼夜を問わずスタートアップによるピッチや専門家による基調講演、各種ネットワーキングが行われました。Fogarty Innovation(FI)のAndrew Cleeland, CEOも講演を行い、FIは次世代型Medtechインキュベーターとして、医療デバイスだけでなく、次世代のヘルスケアエコシステムを牽引する人材を育てていると述べ、その取組みに大きな注目が集まっていました。

日本では、2月末に東京大学医学部附属病院とLINK-J主催による「Medtech Academy Pitch Day 2022」が開催されております。こちらは「令和3年度 官民による若手研究者発掘支援事業 社会実装目的型の医療機器創出支援プロジェクト」に採択された東京大学バイオデザインがサポートする研究者による成果報告(ピッチ形式)です。「免疫染色とAI診断の融合による新規病理診断機器開発に関する研究」や「フレイル早期発見のためのパッチ型筋質センサの開発」等、15の最先端テクノロジーを用いた大学等の研究機関による発表があり、国内においても医療機器研究×社会実装の取り組みとして産業界、投資家へアピールする動きが出てきているようです。

★Pick Up News

 デジタルヘルスが患者ケアにおいて脱炭素化に貢献する5つの方法 - 気候変動と戦うための未来の脱炭素化ヘルスケア

ヘルスケア領域に於ける脱炭素化について、医療DX等により効果が期待されるテーマは次の通り:①電子処方箋等によるペーパーレス化(事例:NHS)、②医療機関へのライドシェア(事例:Uber Health、Modivcare、Kaizen Health、Lyft)、③リモートケア・モニタリング(事例:Biointellisense)、④栄養食事指導・モニタリング(事例:Gini、Neutirono、GUTXY、Lumen)、⑤AIによる医療リソース最適化(事例:Qventus)。

「ペーパーレス化」に関する日本のサービス

●デジタル問診

【今日の問診票】問診のペーパーレス化に加え、問診の結果から自動的にカルテの下書きが生成されるため、転記作業の削減等による業務効率化を実現


今日の問診票

今日の問診票 プレシジョン AI問診 デジタル問診

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【AI問診ユビー】問診のペーパーレス化に加え、患者ごとにAIが最適な質問を自動生成・聴取し、医師のカルテ記載業務の効率化を実現


AI問診ユビー

AI問診 ユビー デジタル問診 問診

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●予約システム

【STORES予約】スマホ・タブレットによる予約申し込みにより、予約表等のペーパーレス化が行えることに加え、ネット予約決済、月謝集金、顧客管理などを一気通貫して提供


STORES予約

ヘイ株式会社 ヘイ ネット予約決済 予約決済 顧客管理 予約システム 

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【アイ・カラダ】クラウド型の予約サービスによるペーパーレス化の他、予約受付業務における煩さの解消、予約業務にかかる人件費の抑制、検査設備の稼働率の向上等が期待できるサービス


アイ・カラダ

アイ・カラダ エスシーシー SCC 

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1.デジタルヘルス

1)PearTherapeutics社が日本における睡眠覚醒障碍の治療アプリの開発を発表  

デジタル治療アプリを開発するPear Therapeuticsが、ソフトバンクと提携し、日本市場向けに睡眠覚醒障害の治療アプリを開発すると発表した。ソフトバンクはCVCを通じて同社に出資参画(Series D/2020年12月)している。同社は、デジタル治療(PDT)として初めてFDA承認を取得したことでも知られる。reSET(物質使用障害)、reSET-O(オピオイド使用障害)、Somryst(慢性不眠症)の3つのソリューションのFDA承認を受けている他、アルコール依存症治療アプリ「reSET-A」の開発を進めており、現在、最も注目を集めるデジタル治療アプリ企業の一つ。尚、同社は、今年6月にSPAC上場を行うことを発表している(企業価値:$1.6B)。

2)Avive社は、院外での心停止のためのAEDプラットフォーム構築に$22M(約27億円)を調達

次世代型のコンパクト&スマートAEDを開発するAviveが$22Mの資金調達を実施した。こちらの動画にある通り、自宅や公共施設、自動車等に設置することを想定したモニター付きのAEDで、緊急時に患者の付近にある同デバイスに一斉アラートを発信し、付近にいる人を、AEDが必要な患者の位置へとリモートで誘導する機能を備えている。現在、Avive社は、同ソリューションをFDA申請中。また、同社は、自治体と提携し、AEDを市内に配置のうえ、地域医療機関や救急車等と運用連携する「4-Minute City」プログラムを進めている。ジャクソン市(テネシー州)が提携第1号で、今後、提携先を増やしていく方針としている。

2.メディカルデバイス

1) Gleamer社のAI骨折診断支援ソフトウェアがFDA承認を取得

X線画像診断プラットフォームを開発するGleamerは、同社のAI骨折診断支援ソフトウェア「BoneView」がFDA承認を取得したことを発表した。同製品は主に救急医療に於ける画像診断のスピードアップと精度向上に寄与することが期待されており、普段見落とされている骨折の約30%を、発見できる可能性があるとのこと。更に、米国では読撮医(放射線診断専門医)の業務負担が過去20年で倍増し、社会課題となっており、同製品による骨折のトリアージと診断の優先順位付けが、上記課題を解決する糸口になると、注目されている。

2)  Johnson&Johnson Medical Devices社が、ブランド名から'medical devices'を削除                                

Johnson & Johnsonが、同社医療機器部門である「Johnson & Johnson Medical Device」を「Johnson & Johnson Medtech」へとブランド名変更したことを発表した。同部門代表兼全社EVPのAshley McEvoy氏によると、今後益々デジタル化していく世界の中で、同社が医療機器とテクノロジーを混ぜ合わせた、画期的な科学的イノベーションを牽引していくグローバルリーダーであることを社名に反映するために、今回の変更に至ったとのこと。また同部門は、今後の方針として、スマート且つ非侵襲で、個別化されたMedtechソリューションの提供を目指すとしている。

3.ヘルスケア

1)デジタルヘルスが患者ケアにおいて脱炭素化に貢献する5つの方法 - 気候変動と戦うための未来の脱炭素化ヘルスケア

ヘルスケア領域に於ける脱炭素化について、医療DX等により効果が期待されるテーマは次の通り:①電子処方箋等によるペーパーレス化(事例:NHS)、②医療機関へのライドシェア(事例:Uber Health、Modivcare、Kaizen Health、Lyft)、③リモートケア・モニタリング(事例:Biointellisense)、④栄養食事指導・モニタリング(事例:Gini、Neutirono、GUTXY、Lumen)、⑤AIによる医療リソース最適化(事例:Qventus)。

2) Medtechにおける2021年の資金調達者トップ10      

Evaluate Vantageのレポートによると、2021年のMedtech領域での世界のベンチャー投資額は約$11.2Bに上り、過去最高を更新した。資金調達額ランキング上位10社は以下のとおり。

1. Caris Life Sciences(リキッドバイオプシー/830M)

2. CMR Surgical(内視鏡手術ロボット/$600M)

3.Noom(健康管理コーチングアプリ/$540M)

4.XtalPi(AI創薬プラットフォーム/$400M)

5.Insitro(AI創薬プラットフォーム/$400M)

6.Kry(遠隔医療プラットフォーム/$316M)

7. Freenome(AI+血液がん検査/$300M)

8. Element Biosciences(遺伝子検査/$276M)

9.Oxford Nanopore Technologies(遺伝子検査/$271M)

10.Imperative Care(脳梗塞治療デバイス/$260M)。

記事提供者
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エム・シー・ヘルスケア株式会社

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